summer school

生物物理若手の会 第53回夏の学校(9/6〜9/9)

NO BORDER 〜先端を知り、境界をつなぐ〜

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Schedule

シンポジウム・分科会のスケジュールと議論の形式についての詳細をPDFにまとめました。参加前にご覧ください。→ こちらからダウンロード


Time Table

2013年度夏の学校のプログラム表です。

Lecturers

9月6日 オープニングセッション & ポスターセミナー

松岡 聡 教授

東京工業大学 情報理工学研究科 数理・計算科学専攻 所属。
並列分散コンピューティング、特に高性能計算(HPC)に関するソフトウェア基盤技術の研究を行っている。
現在、東京工業大学学術国際情報センター(GSIC)に設置されているTSUBAME2.0は,松岡聡教授が中心となり設計・構築されたスーパーコンピュータである。
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毎朝のリフレッシュタイム〜合気道講習会〜

内古閑 伸之 助教

中央大学 理工学部 助教。
生体生命情報学を専攻。プロファイル法によるタンパク質間相互作用予測を研究している。
MEGADOCKやSOSUIを用いた蛋白質−蛋白質相互作用予測などなど
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9月7日 メインシンポジウム1

野地 博行 教授

東京大学 工学系研究科 応用化学専攻 所属。CREST所属。
バイオテクノロジーと光学顕微鏡を用いた1分子観察・操作技術を中心とした研究を行っている。また,1分子のDNAを迅速に検出・計測するための1分子PCRリアクターの開発を行っている。
1分子観察・操作技術より,F1-ATPaseやV1-ATPaseの動きの研究や生体膜上での蛋白質の働きを研究している。
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内橋 貴之 准教授

金沢大学 理工研究域 数物科学系 所属。
高速原子間力顕微鏡(AFM)の開発とナノ材料・ナノバイオサイエンス、生物分子科学、生物物理学への応用について研究している。
いくつかの走査プローブ顕微鏡の特許を所持している。
高速AFMの技術を用いて,野地教授のグループと共に,回転ナノモーターF1-ATPaseの固定子リングとサブユニットについての研究成果をScience誌に発表した(2011年)。

9月7日 分科会A

堀越 正美 教授

東京大学 分子細胞生物学研究所 薬学系研究科 生命薬学専攻(発生分化構造研究分野) 教授。
真核生物における遺伝子発現制御機構の解明を目指す。特にヒストン化学修飾や新規クロマチン因子など,後天的な遺伝子発現制御因子‘エピジェネティック’情報について研究している。
解析手段は幅広く,生化学、遺伝学、分子生物学、構造生物学、細胞生物学、情報生物学など様々な分野から考え方及び技術を取り入れ、自分自身のアイデアを実証する最善の方法を考えることをポリシーとする。
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高橋 聡 教授

東北大学 多元物質科学研究所 理学研究科 化学専攻 及び 生命科学研究科 教授。
「蛋白質の折りたたみ」現象を,実験の立場から解明することを目指す。一分子レベルで蛋白質のフォールディングを観察するための装置の開発や,蛋白質の構造変化の追跡などを行う。
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9月7日 分科会B

青柳 富誌生 准教授

京都大学 情報学研究科 複雑系科学専攻 複雑系数理分野 准教授。
神経ニューロンを含む,動的な素子がネットワークを形成しそれらが同時に変化するネットワーク上の多数の要素の協力現象について,非線形力学・非平衡統計力学の観点から研究を進めている。
非平衡系の数理・非線形の力学系を基礎とし、物理から生命・社会現象までの理解を目指す。
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増田 直紀 准教授

東京大学 大学院情報理工学系研究科 数理情報学専攻 准教授。
計算機科学・複雑ネットワークを中心として研究している。
「人の行動パターンはどのくらい規則的なのか?」「院内感染と病院内の接触ネットワーク」「ソーシャルネットワークにおける自殺傾向」などなど。
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9月7日 ハンズオンセミナー

鳥越 規央 准教授

東海大学 情報数理学科所属。研究分野は数理統計学、SABRmetrics(野球データの統計学)。
インターネットラジオやテレビなど,媒体を問わず積極的な活動を行なっている。著書は『9回裏無死1塁でバントはするな』・『プロ野球のセオリー』(仁志敏久との共著)・『本当は強い阪神タイガース』など
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9月8日 メインシンポジウム2

太田 元規 教授

名古屋大学 情報文化学部 自然情報学科 複雑システム系所属。研究分野はタンパク質の配列からの立体構造予測、立体構造からの機能予測、タンパク質の相互作用解析、タンパク質のデザイン、比較ゲノムによる生物進化、システムバイオロジー。
生命現象の不思議を,バイオインフォマティクスを始めとした様々な手段で理論的に理解することを試みている。
» 太田先生の『バイオインフォマティクスとは』についてはこちら。» ホームページはこちら

Dr. Xu Huafeng

ニューヨークの研究機関,D. E. Shaw Research (DESRES) のChemistry and Biology subgroup所属の研究員。
タンパク質など生体高分子の分子動力学シミュレーションに特化したスーパーコンピューター AntonとソフトウェアDesmondを用いた計算化学を用いて,ガンを始めとした様々な疾病に対する薬のデザインを研究している。
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9月8日 分科会C

鈴木 誠 助教

基礎生物学研究所 形態形成研究部門 助教。
アフリカツメガエル(Xenopus laevis)を使った,脊椎動物の神経形成,上皮構造の形成や非筋型ミオシンのダイナミクスと機能について特に研究を行なっている。
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高木 周 教授

東京大学 大学院工学系研究科 機械工学専攻(流体工学研究室) 教授 および 理化学研究所 臓器全身スケール研究開発チーム チームリーダー。
流体力学をベースに,生体内の微小循環系における赤血球など生体膜における熱物質輸送を分子論的に数値解析を行う。こうしたミクロな視点から医療応用(薬剤送達や人工酸素運搬体など)を目指す。
ほか,マイクロバブル・ナノバブルや混相流などについても研究を行なっている。 » 高木先生のプロフィールについてはこちら

9月8日 分科会D

津田 宏治 准教授

国立情報学研究所 客員准教授 及び 産業技術総合研究所生命情報科学研究センター主任研究員。以前は独 Max Planck Institute for Biological Cyberneticsプロジェクトリーダーや京都大学化学研究所付属バイオインフォマティクスセンター客員准教授としても活動。
機械学習及びバイオインフォマティクス,カーネル法,グラフマイニングなどを研究課題とする。
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湊 真一 教授

北海道大学 大学院情報科学研究科 アルゴリズム研究室 教授。ERATO 湊離散構造処理系プロジェクト 研究総括。
計算機科学のDonald Ervin Knuth名誉教授の名著「The Art of Computer Programming」にて,湊教授の考案した「ゼロサプレス型二分決定グラフ(ZDD)」が日本人が考案したアルゴリズムとしては初めて、独立項目として解説されたことで知られている。
2012年には,ZDDは配電網における送電ロスを最小化するための最適化計算に適用できたことなどで成果を上げている。
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9月9日 クロージングセッション

若林 恵 編集長

常に最新のテクノロジーとイノベーションを追い続け,世界に影響を与え続けてきた雑誌『WIRED』の日本語版の現編集長。
早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業。大学卒業後、平凡社に入社。
2000年にフリー編集者として独立し、雑誌、フリーペーパーの編集制作などを行ってきたほか、展覧会の図録や書籍の編集も数多く手がけている。(以上,WIRED.jp公式サイトより引用)
WIRED.jpは1994年の創刊後,1998年に一度休刊したが,2011年6月より再刊行し,現在年4回のペースで発行している。
» WIRED.jpのホームページはこちら。 » 参考記事:生物学がぼくらの未来を変える!?  21世紀を生きるための科学リテラシーとは。(2012.8.1)