オーガナイザーによる分科会紹介


これからの研究者のキャリアーパス

講師 永山國昭先生(岡崎国立共同研究機構統合バイオサイエンスセンター・教授、 (兼)岡崎国立共同研究機構生理学研究所・教授、(併)総合研究大学院大学生理科学専攻・教授)

オーガナイザー 廉岡昭雄(東京大学大学院理学系研究科物理学専攻桑島研究室博士課程1年)

バイオベンチャーに興味がある。自分の研究成果を社会に還元したい。大学院卒業後の進路について不安がある。複素電顕の未来が気になる。「水と生命」(永山國昭、共立出版)を読んで感動した。これらに一つでも当てはまる方はぜひ、本分科会にご参加下さい。

本分科会の目的は、これから先、皆さんが研究者として自らの活躍の場を自らの力で発見したり、作り出したりすることができるようになるきっかけの場を提供することです。そのために、永山國昭先生(岡崎国立共同研究機構統合バイオサイエンスセンター・教授、 (兼)岡崎国立共同研究機構生理学研究所・教授、(併)総合研究大学院大学生理科学専攻・教授)から、研究者の新しいキャリアパスについてお話していただきます。

近年、博士号の取得者数は増える一方、博士号取得者のパーマネントな就職先の数はそれほど増えていません。そこで、生物物理学研究者の新しい活躍の場として、ベンチャー企業が注目されています。では、ベンチャー企業で働くと、いったいどのようなメリットがあるのでしょうか。

最近では、産学連携が叫ばれており、研究者に対しても研究成果を社会に還元することが求められています。では、これから我々は研究にどのような姿勢で臨むべきなのでしょうか。

 永山先生は基礎研究で成果を上げる一方、特許を取得したり、バイオベンチャーの起業活動に力を注いだりなさったりしています。そんな永山先生のお話の中から、上記のような疑問に対する解答を見出すことができるはずです。先生の人生経験の中から、皆さんが少しでも多くの発見をして、気づきを得ることを願っております。

 本分科会に参加して、将来に対する不安を解消し、研究によりいっそう専念できるようになりましょう。